会に着いてから、少し放心状態になっていた。なんといっても目まぐるしい3週間だった。これからもそれが続く。ただ、友達のおかげで、少し光が希望の光が見えたような気がした。
それでも、まだ何もわかっていない。これからだと思っている矢先、その友達から電話が来た。どうしたのだろう?まあ気が小さくなっているので何かまずいこと起こったのかと不安になった。
こんな感じで、一挙一動が不安と安心の交錯する。自分の心の動きがこんなにも右往左往するとは思わなかった。テレビや本やらでがん患者さんの日常や死にゆく生活の変遷はもはや人間の出来が違いすぎると思えてならない。
こんなに、心が揺れ動くとは思わなかったけれどそれでも生きていることに感謝もするし、息をしていることにも感謝をしている自分がいる。人間の出来が違うのにはほとほと呆れ果てるほどだ。
友達の電話はなんだろう?あまりいいことじゃないのかもしれないと思って電話に出たら、MRI検査のことだった。MRI検査の時間が患者さんの都合で空いたのでどうかという電話だった。なんだか。ホッとすると同時にやっぱりあまり良くないのか?なんてマイナス思考に陥ってしまうが、
それでも早くなったことはいいことだ。何せまだわからないからという医師の一言にぶら下がっている自分なのだからなるべく早く結論を出せるチャンスをいただいたのだから一刻も早く結論を教えてもらえ!という神のお告げかもしれない。
1も2もなく了解した。当然のことながら閉所恐怖症なんて忘れていた。自分のことだ自分で決めなきゃいけない。この1ヶ月ぐらい、もう自分のことだけど人生がひっくり返るくらいの勢いで色々なことが起きた。
それでも、まだ、生きているしダメになっていない。自分は自分のことはと思って自分で決めて生きていく!