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喫煙と認知症

喫煙をしている本人は、がん、脳卒中、心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患、動脈硬化、慢性閉塞性呼吸不全(COPD)、糖尿病、歯周病などの病気になりやすいと言われています。喫煙と認知症の関係については、久山町研究によって明らかになっています。

久山町研究では1988年から認知症特にアルツハイマー型認知症の疫学的調査を行なっていました。それによると、中年期と高齢期の喫煙は認知症発症のリスクが有意に関連していること、あるいは中年期の喫煙はアルツハイマー型認知症と血管性認知症の発症リスクと有意に関連することが分かりました。いやいや、喫煙者、愛煙家にとっては針の筵のようなことになってきました。

これじゃ、喫煙者はどうしたら〜なんて思うような結果です。中年期から高齢期にかけて喫煙を続けていた人は、喫煙しなかった人より認知症になるリスクは高いものの、中年期に喫煙していても高齢期にやめた人は、リスクの増加はみられなかったという結果を得たと報告されています。これは藁をもすがる結果です。

ということから、現在喫煙していても今から禁煙することで、認知症の発症リスクを増やさないことにつながると結論していますので、久山町研究のおかげで禁煙に踏み切れそう!疫学的調査って大事ですというのが実感です。