フォローする

脳を元気にする食べ物?

1、脳の機能

脳の重さは、全体重の約2%です。ところが、脳の消費エネルギーとなると食事などから得るエネルギーの約20%と言われています。脳が大量のエネルギーを必要とするのは、膨大な数の神経細胞の活動があるからです。

神経細胞は、生きていくために必要なあらゆる情報を伝達するケーブルですから神経細胞はシナプスで神経細胞どうしがつながり情報伝搬のネットワークを形成しています。このシナプスの部分で、情報をやり取りする役目をしているのが、アセチルコリンやノルアドレナリン、セレトニンといった神経伝達物質です。

近年の脳の研究によって、神経伝達物質は私たちの健康と深いつながりがあることが分かってきました。たとえばアセチルコリンは、記憶や認知能力に関係する物質で、これが不足すると痴呆症状が起こります。日本人の痴呆のおよそ半数を占めるアルツハイマー型痴呆では、実際にアセチルコリンの減少が確認されています。

2、心や感情も影響

また最近は、うつ状態になる人の脳では、ノルアドレナリンやセレトニンといった神経伝達物質の減少がわかってきました。
それらが不足すると、仕事や遊びに対する持続性や関心が薄らぎ、イライラ感や気分の落ち込みが生じうつ病の症状が出てきますセレトニンが不足すると、そこからつくられるメラトニンという誘眠物質が不足し睡眠障害が起こるといわれていますそのため脳が休養できなくなり、神経伝達物質の働きがさらに低下するという悪循環におちいることにもなります。
ドーパミンは快楽ホルモンと言われています。子供の頃はドーパミンの分泌が盛んなので、ちょっとしたことでも楽しく感じ大喜びします。それだけやる気も出てきます。ところが年齢とともにドーパミンの分泌量が減少して、中高年になると物事への感動が薄らぎ、楽しいと感じることも少なくなりがちです。
とにもかくにも、中高年になると脳ホルモン全体が不足がちになり心身に大きく影響してくるようです。

3、脳を元気にする食べ物って

脳を元気に保つためには、脳を活性化することでそのための食べ物をブレインフーズと呼んでいますが、その代表は大豆食品です。

大豆には、レシチンやチロシンという栄養素が多く含まれています。レシチンは、体内でアセチルコリンに変わります。またチロシンには、ノルアドレナリンやドーパミンの分泌を高める作用があります。それだけに神経細胞の活性化には、大豆食品が最適だといえるようです。

ところで、脳内物質を検索するとセレトニンとい名前をよく聞きます。私たちの気分を調節しているセレトニンは、トリプトファンというアミノ酸から生成されます。この生成過程で炭水化物が必要になります。ですから主食となるご飯やパンをしっかり食べることこれ大事!です。

特に、セレトニンは加齢やストレスなどによっても減少しがちなので、主食の炭水化物をしっかりとる必要があるのは、中高年の人だといえます。
また炭水化物は、体内ではブドウ糖になります。ブドウ糖は、脳の基本的なエネルギー源と言われています。それでも、脳ではブドウ糖の蓄積ができないので、どんどん消費されるだけです。それだけに3食をきちんと食べること、そして主食をしっかり食べることが、脳を元気にする基本であるといえます。

青魚を食べると、今話題のDHAが摂取できます。このDHA神経細胞の活性化には欠かせないものと言われています。私たちの体内では、DHAは脳の神経細胞や目の網膜に多くみられます。とくに神経細胞ではシナプスの働きを良くする作用があると言われています。痴呆症の脳では、神経細胞のDHAが減少していることが知られています。
ただし、DHAは酸化されやすく、神経細胞も活性酸素による酸化障害を受けやすいという弱点があります。

ということでが、大豆や魚には、もうひとつ重要な働きがあります。その働きは、善玉コレステロールを増やし、反対に悪玉コレステロールや中性脂肪を減らして、血液をサラサラにしてくれることです。つまり動脈硬化を予防する働きがあるのです。DHAには血小板の凝固を防ぎ、血栓ができるのを予防する効果もあるといわれています。
ここまで来ると、体にいいことをしなさい!さすれば問題がおこりませんよ〜と言われているようです。なんだか和食が良さそうです。

脳を元気にする食べ物、やっぱりバランスの取れた食生活ということなのですね。