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レビー小体型認知症とは?

1、レビー小体型認知症

レビー小体型認知症は、1995年に提唱された疾患概念で、アルツハイマー型認知症に次いで多いと言われています。特に初老期、老年期に発症しアルツハイマー型認知症に次いで多いと言われています。

レビー小体型認知症は脳内にレビー小体と呼ばれる円形の物質が見られます。このレビー小体は神経に溜まるアルフファ・シヌクレインと言うタンパク質からできていて罹患数は推定80万人、高齢の認知症の5人に1人がレビー小体型認知症と言われています。

2、レビー小体って?

レビー小体は、神経細胞の内部に見られる異常な円形状の構造物で、ドイツ生まれの神経学者であるフレデリック・レビーによって発見されその名をとってレビー小体と呼ばれています。

レビー小体はを構成している物質はアルファ・シヌクレインというタンパク質が主体です。このアルファ・シヌクレインはシナプス前末端に豊富に存在していることが広く知られ、その蓄積によってパーキンソン氏病をはじめとする神経変性疾患の原因になると言われていますが、アルファシヌクレインの生理的な役割は不明です。

3、レビー小体病

レビー小体病は、アルファ・シヌクレインの神経細胞内の蓄積を病理学的な特徴として持つ神経変性疾患全般をを指します。レビー小体は脳内だけでなく全身に現れるのでいわゆる全身病で、パーキンソン病とレビー小体型認知症を含む病気です。このレビー小体が神経細胞を破壊する結果として認知症を発症すると言われています。

レビー小体病では神経症状が発症する10~20年前から便秘やREM期睡眠行動異常症、嗅覚低下などの前駆症状を呈することが注目されていましたが、よくわかりませんでした。

4、レビー小体型認知症の症状

レビー小体という特殊な物質が、大脳全体に現れ神経細胞を傷つけ破壊することによって症状を引き起こします。症状として、(1)パーキンソン症状 (2)リアルな幻視 (3)変動する認知機能 のほかレム睡眠行動障害や自律神経症状が現れます。

特に、パーキンソン症状やリアルな幻視、変動する認知機能はレビー小体型認知症の3台症状と言われています。

(1)パーキンソン症状とは、手のふるえや小幅歩行・身体が固くなるなど、パーキンソン氏病によく似た運動障害を言います

(2)リアルな幻視とは、本人だけに見える、ありありとした具体的な幻です。これは、大脳の後頭葉が担当する視覚に関係する働きが低下したことによるものだと言われています。

(3)変動する認知機能は、記憶などの認知機能が午前中ははっきりしていたのに、午後はボーとするなど、一日の間や週や月などで変動するような症状です。

アルツハイマー型認知症では、もの忘れや徘徊など芽腫な症状ですが、レビー小体型認知症では、実際にはないものが見える幻視や、大声での寝言、また、頭がはっきりしているときと、そうでないときの差がはげしいなどの症状が多くみられます。同じように認知症といっても、その症状にはちがいがあります。これらの認知症ごとの症状のちがいを見て認知症の種類を同定しながら適切な介護の方法を考えるのも介護職のお仕事です。