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老化と加齢

2020年12月12日

 1.加齢と老化の違い

加齢と老化と言う言葉は同意語としてよく使われますが、

加齢と言う言葉を使うときは生まれてからどれだけ時間がたったか?という物理的な時間経過で使います。時間経過ですから加齢と言えば、同じ年に生まれた人は、時間経過ですから同じ年齢と言うことになります。例えば、1950年に生まれた人は70歳ですが全員70歳で変わりません。加齢は暦年齢で示され同じ速さで進みます。

老化と言うと加齢に伴って生体機能が低下することを言います。特に成長期を迎えて一般には生殖年齢を超えると衰えていきますこれを老化と言います。もう一度、生理機能の衰えを意味していますので個人差があります。ただし、加齢はもちろんのこと老化も疾患ではありません。当たり前ですが・・・

 2、老化の原因

老化のメカニズムははっきりわかっていません。老化学説は、もういろいろな学説が散在しているというのが現状にですが、活性酸素の関与があるらしいというのが現在の考えですが、まだまだ解明されているとは言えません。有力な説だと言われていますが・・・と言うことで、この活性酸素のことについて、少し考えておきたいと思います。

ご承知のように人間は酸素なしでは生きることができません。大気中には21%の酸素が含まれています。この大気中の酸素が18%を切ると酸欠になって大半の人が呼吸苦を訴えるようになります。

呼吸によって体内に取り込まれた酸素は肺から血液と反応して血液とともに体全体に取り込まれ、体温の維持や筋肉を動かします。この時、その副産物として酸素の数%ですが、不安定で体内で反応しやす酸素が作られます。この酸素は体内で反応し安定した形になろうとする性質があります。これを活性酸素と言います。

この活性酸素は安定した形になろうとする性質から非常に強い酸化力があります。ですから、生体の活性酸素のはたんぱく質やら脂質と反応して酸化変性させてしまいます。ただ、この活性酸素は体内に侵入するウイルスや細菌を殺傷する力、あるいはナチュラルキラー細胞ががん細胞を殺傷す場合もこの活性酸素が使われます。

体内に侵入してきた細菌などと戦ってくれるものの、カラダも傷つけてしまう活性酸素。当然、人のカラダには活性酸素が増えすぎないように、抗酸化力という酸化のダメージを防ぐ力があります。
活性酸素の発生を抑えたり、活性酸素の酸化力を抑えたり、活性酸素によって受けた被害を修復したり……抗酸化力はさまざまなやりかたで、活性酸素による酸化のダメージを防いでいます。

ある程度は必要な活性酸素当然ですが活性酸素もバランスをとって使うということが大事です。体には、抗酸化作用を持ち、活性酸素を抑え込んで老化を防止してくれる抗酸化酵素を作る仕組みを持っていますが、抗酸化酵素を作り出す力のピークは20歳代でその後は低下し40歳を過ぎると、急激に減少します。活性酸素が作られても、抑え込めていたが40歳以降は活性酸素の力が、抗酸化力を上回り、老化が進み始めると言われています。